平成31年度
 小園自治会
みんなで「安心・安全な小園」を築きましょう
  
小園自治会

元気で小園の良いとこ見つけよう!
第7回あやせいいとこ再発見講座(小園憩の家)
令和元年11月5日(火)

 11月5日(火)、午前10時から、第7回「あやせいいとこ再発見講座」が開催されました。講師は、5区在住の橋 元様で、会場には46名もの講座参加者が集まり、約2時間にわたり講師の話に聞き入りました。

 はじめは、「小園今昔物語・小園の魅力」について、小園の名前の由来や古東海道、小園地蔵堂、お銀様、鎮守の森子之社、梵天塚などの説明があり、次に認知症予防・自己対策についてでは、脳血管性認知症とアルツハイマー病の違いや早歩きは脳にいいなどの説明がありました。
 【講義内容】
綾瀬市近郊で人が生活を始めた由来について、時代区分表(年表)を使って、小園地蔵堂や子之社、富士山宝永大噴火による被害、お銀様、など興味深い年代別に話されました。
人が生活するには水が必要であり、この地域には湧水が数多くあり、この豊富な湧水がある場所が集落の発展につながりました。市内には153の遺跡があり、旧石器時代の遺跡だけでも45ヶ所もあります。吉岡遺跡群からは旧石器時代に住んでいたことが分かります。
 古東海道
飛鳥時代後期から平安時代、つまり「律令時代」にあった街道で、平城京から鈴鹿峠、遠江・駿河の海沿い、足柄峠、小園を通り常陸国、陸奥国など東北地方につながっていました。江戸時代にはお銀さまを訪ねて渡辺崋山が通った道でもあります。鎮守の森の子之社西側には古東海道の面影が今でも偲ばれる古道がそのまま残っております。


小園の由来
 小園は宝暦6年(1756年)には「東群小薗」(小田原衆所領役帳から)と呼ばれ、文政10年(1827年)には「小薗村」(相州地名録から)と、明治では「小薗」(群区職員録から)となり、現在の「小園」につながっております。また、小園バス停横の古東海道跡には「小楚根村中(かみこそねむらなか)」と彫られた道祖神が祀られております。その石造に掘られている楚根(そね)≠ニいう文字は低く長くつづく嶺の意味で「小さな楚根」が「小園」もその様な土地を表しております。

小園地蔵堂
 東光山延命寺という海老名の国分寺の隠居寺でありました。地蔵堂には南北朝期あるいは室町時代初期とみられる「木造地蔵菩薩坐像」が安置されており、綾瀬市に残る最古の彫刻として文化財に指定されております。これを収める厨子は、徳川三代将軍の生母の寄進と伝えられている。そのほか「小園の寝釈迦様」として親しまれる釈迦涅槃像が安置されております。また、江戸時代から明治初期までは寺小屋が開かれて読み・書き・そろばん≠教えておりました。ことから教育に熱心な地域小園≠垣間見ることができます。

鎮守の森子之社
 小園の鎮守様として親しまれている「小園子之社」に奉納されている絵馬・額は、江戸時代後期から大正時代のもので、地域の技能や芸能などを描いた額は数少ないことで文化財に指定されております。

梵天様
 小園の上原地区には、ものづくりの神とされる梵天様を祀った塚があります。このことにより、375社もの企業がこの地域綾瀬≠ノ集まり、神奈川県で4番目の企業数となり、ものづくりのまち綾瀬≠ニして言われております。また、綾瀬市では緑豊かな田園風景などを活用しロケとグルメのまち≠ニして観光開発に取り組んでおります。また、テレビなどでお馴染みの芸能人に遭遇することからイケメンに会えるまち≠ニもいわれております。


 第二部では、脳血管性認知症とアルツハイマー病の違いや認知症予防の7か条について説明されました。
認知症とは
一言でいうと神経細胞が死んで脳が委縮する≠アのことにより起こる症例で、脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症があり、人生100年時代になりアルツハイマー型が増加しつつあります。発症すると記憶力の低下と判断力の障害で介護などなしでは社会生活が困難になります。

脳血管性認知症
血圧の高い人や血清コレステロール値の高い人が発症する確率が高く、これを防ぐには塩分や脂肪を控えた食生活と適度の運動が必要であります。脳の老化を遅らせには自分の考えをまとめて表現する≠ネどの活動が有効的です。

アルツハイマー型認知症
何のきっかけもなく知らない間に徐々に進行する病気でなかなか防ぎようがありません。歳をとることにより、脳の「海馬」と呼ばれる領域を中心に脳が徐々に委縮して記憶が失われ、認知機能が損なわれていくためです。その最大のリスクファクターは年齢だと言われており、誰でも歳を取ると発症する可能性があります。発症させないためには「長生きしないこと」ですが、人生100年の時代においては大きな課題でもあります。
アメリカ、ピッツバーグ大学のカーク・エリクソン教授の研究室は「早歩きが脳にいい」ということを発表しました。早歩きをすると脳の中で記憶をつかさどる「海馬」の体積が2%も大きくなるということです。高齢者では通常、海馬の体積は一年で1〜2%ずつ縮小していくものなので、逆に2%増加したのは驚きの結果なのです。

認知症予防の7か条
1. 運動 決行が良くなり、酸素を吸収する。
2. 知的活動 計算、音読、ゲームなどで頭を使う。
3. 趣味 楽しみと生きがいを感じよう。
4. コミュニケーション 1日3人以上と対話しよう。
5. ストレス くよくよしないで明るく前向きに考える。
6. 若さ 明るい色でおしゃれをしよう。
7. 食生活 魚、野菜を多く食べよう。


参加され方からは
☆ 魅力ある小園が開発など消失しないようにしてもらいたい。
☆ 歴史ある地域に住んでいて心が豊かになった。
☆ 自分の足で実際に訪ねてみたい。
☆ 認知症の話が頭に残っています。
☆ ジョギングだけでなく頭も使わないとダメですね。
☆認知症7か条達成に向けて頑張ります。

 住んで良かった“小園”に



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