平成17年度
 小園自治会活動
皆の行動で「安心できる、安全なまち」を築きましょう
 
小園自治会

いい汗流した小園のまつり 
2005小園子ども神輿巡行『1日目』


 秋の声を聞き始めると、子之社の森から流れてくるお囃子の太鼓の音が、お祭りが近いことを知らせてくれます。今年も囃子連の皆さんが汗をかきかき、近づいた祭り本番に向けて練習に励んでいました。そして夏を惜しむかのような暑い気温の9月17日(土)・18日(日)に、「子之社例大祭」小園の子供神輿巡行が行われました。17日は、朝早くから自治会関係の方々が大勢子之社に集まりました。境内の掃除から始まって、神輿の組み立て、山車の飾りつけ、神楽(ステージ)の畳のほこりたたき、旗ざおの設置、祝儀板の設置、などなど裏方の仕事はたくさんありました。皆さんは、毎年のことと慣れた手つきで完成させていきます。若い方も加わって神輿の組み立てひとつひとつをじっくり勉強していましたが覚えられたでしょうか。また、続く作業の中、お神酒の強い匂いが神輿周辺にただよい始め、清めと祭り気分の盛り上げに一役かっていました。
 式典で、「地域の繁栄と子供神輿巡行の安全」を祈願し、子供神輿は出発しました。
 伝統や風習が強く感じられる地域の神輿は、小園では、子供たちが頑張って担ぎます。
年々子供の数が減り、担ぎ手不足が心配されていますが、今年もスポーツ少年たち(早園FC・早園パワーズ)ガ暑い中必死に担いでいました。今の子供たちは、TVゲームや習い事などに時間をとられ外で元気よく遊ぶ姿をあまり見かけないと感じていましたが、意外に公園や学校、児童館と町のあちこちに子供たちは、生息していました。そんな子供たちが、地区にとらわれることなく神輿の巡行に興味をもって集まって来ました。子供の祭り離れは、保護者や地域のおとなが地域の慣習行事をじょうずに教えてないからかもしれません。大人だけが楽しんでいるように見えているのかも。子供が先を争って神輿に群がった時代は保護者の世代のはずです。中高年の積極的な参加が望まれていると思いました。
17日の巡行は、例年の通り5・6・1区を“わっしょい・わっしょい”の掛け声とともに揉まれに揉まれた子供神輿が文字通り子供たちで担ぎきりました。子供たちから引き継いだ元気バリバリの女性神輿がその後、6時過ぎに宮入を果たしました。今年の巡行には子供・保護者・地域の協力団体等参加数が多いと感じました。(子供にくっついて出てきた保護者の顔を見かけたし、学校の先生が教え子たちを見に来て声援を送っている姿もありました)。毎年参加しているサッカーの少年たちは、毎年決まって“来年は担がないぞ”(大変苦労したから)と言っていますが、今年も元気に神輿を担いで声を出していました。子供は大人が考えているよりタフかもしれません。ついつい子供にとっては重荷と思いがちな大人が日頃から甘やかして育てているから楽しいことにしか子供は集まらないのかもしれません。8月の盆踊りに集まってくる子供たちがものすごく多いのは夜店があるからだけでしょうか。子供の地域の行事への参加率の向上は、今後とも課題だと感じました。
 神輿の巡行時、ひと時たりとも止まないで演奏を続けていた“小園はやし保存会の皆さんありがとうございました。お祭りに、おはやしは欠かせないものです。寄席太鼓の音色に誘われてこころが踊ってくると外にでて、じかで聞きたくなるのがおはやしですから。
 はやし保存会も後継者問題があると思いますが、ここ数年子供が入会したという明るい話をよくききます。どんどん未来へ向けて引き継いでいってほしいと思います。
 小園の祭り「子之社例大祭」の初日は、子供と地域の温度が上がった活気のある一日でした。休憩所の準備をされた各区の皆さんお疲れさまでした。毎年、休憩の一杯を楽しみに山車を引いている人もいます。祭りの時は、みんな笑顔で話しも盛り上がります。地域がいい状態で(プラス)一つになっていると実感します。燃え尽きるほどにはならなくても自己燃焼した汗のここち良い祭りでした。

裏方支えてくれた皆さん暑い中ありがとうございます¥遠(9月17日)午後

2日目の模様は次のコーナーでお知らせしております。
子ども神輿2日目


リポート 川居


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