平成20年度
 小園自治会活動
 できる人が、できる時に、できることを 

故郷の思い出づくりとして!

小園子之社例大祭・子ども神輿―
平成20年9月13日・14日


 8月末から9月上旬かけて、毎日のように襲来した雷と集中豪雨も一段した、9月13日(土)、14日(日)「子之社例大祭と子ども神輿」が行われ、13日の午後から14日にかけては子ども神輿が小園の各地を巡行致しました。14日(日)神輿が宮入りし、夕闇が迫った子之社では例大祭の余興が行われ、喉自慢の面々や日頃鍛えた踊りを舞台狭しと披露しておりました。

 本年1月に行ったアンケート調査では「少子高齢化の波を受けて、担ぎ手である子どもたち少なくなり、巡行が思うようにできないので改善をお願いしたい。」などの意見が寄せられておりました。反面、「地域の行事として先輩諸氏から受け継がれた「子ども神輿」、子どもたちの思い出づくりとして、続けていくべきである。」の声も聞こえてきます。このような状況を踏まえ、8月17日に行われた実行委員会では「地域の事情は理解できるが、伝統を守ることも大切なことでは。」との意見があり、双方の意見を取り入れ、担ぎ手の応援として、地域で子ども達の育成に尽力されている「早園パワーズ」や「早園FC」「柔道部」に協力要請を行う。また、巡行コースの短縮化を図る。このような改善策を取り入れ、従来どおり行うこととしました。

こども神輿初日

 13日の午前中は子之社境内で自治会関係者を中心に神輿の組み立てなどの準備が行われ、昼過ぎから子ども神輿巡行の安全祈願を行った後、小園はやし保存会の皆さんが演奏する「お囃子」を先頭に子ども神輿の巡行が始まりました。小園5区から始まった神輿は6区、ついで1区へと引き継がれ、幼い子ども達がお父さんやお母さんと手をつないで山車を引く姿はほほえましく、地域の皆さんの笑顔を誘っておりました。助っ人として神輿を担いでくれた早園パワーズのあるお母さんは普段話すことのできない方々と話す機会になり有意義だったと。また、午前中のピッチングで疲れているが神輿を担ぐのは楽しい、肩は痛いけど楽しい、また機会があったらやりたい。などの声も耳しました。昨年まで子ども会の役員として携わっていたが、今年から子どもも中学生になり、子ども会も祭りの役員も卒業したが、「ワッショイ」「ワッショイ」の掛け声とハッピを目にすると、ちょっと寂しい気がしてました。語ってくれました。

 日差しが西に傾いた3時半過ぎに1区にバトンタッチされると、メンバーも一層され、大人の姿が目立つ子ども神輿になりました。この地区は交通量が多く、交通指導員の皆さんの見事な連係プレーで神輿は安全に巡行することができました。最後の休憩をとってからは、恒例の女神輿の登場です。ハッピに捻りハチマキのお母さんは凛々しく、威勢よい掛け声は活気のある小園を象徴しておりました。暑い初日でしたが子ども達、お父さん、お母さんの大きな掛け声と共に神輿は見事、宮入をはたしました。
 各休憩所ではそれぞれ特色のある食べ物が用意されており、「汗びっしょりの子ども達が『おいしいよー』と大きな口を開けて食べる姿は昔も今も同じだなー」などの声が聞こえてきた時には、どことなく安堵の気持ちになりました。

こども神輿二日

 子ども神輿巡行2日目は午前8時30分に子ども達や関係者が集合し、神輿巡行の安全を祈願し、2区から4区9区を巡行し、午後からは7区、8区を巡行し、3区から女性陣に引き継がれた神輿は子ども達の元気を受け継いで午後5時過ぎに宮入を果たしました。6時00分からは子之社境内で余興が行なわれ、喉自慢達で10時近くまで盛り上がっておりました。
 柔道部の応援を得た神輿は午前9時にスタートし2区へと進められ、住宅地にさしかかるとあちこちの家から笑顔の声援が聞こえてきました。4区9区にバトンタッチされた神輿は県道を横断し、4区の住宅地へと、その後、県道を巡行する神輿にはバスの乗客からも歓声があり、元気をもらいました。

 午後からは早園FCのメンバーとそのお母さん方の応援を受け、ワッショイ、ワッショイの掛け声も一段とパワーアップしました。早園小学校の北側にある、老人ホーム「レスト・ヴィラ綾瀬」では今年も、子ども神輿を心待ちしてくれておりました。ワッショイ、ワッショイと、もまれる神輿に顔いっぱいによろこびを現してくれました。夕暮れが近づいた3区の休憩所からは女性陣に引きすがれ、パワー全快のお母さん方の巡行により順調に子之社階段下へ。子之社はすぐそこですが目の前は階段、足元を確かめながらそろりそろりと境内へ。先に到着したお囃子に合わせて、境内3周ほど練り、見事宮入を果たしました。

余興
  午後6時から始められ、スポットライトに照らされて、地域の腕自慢達が夜遅くまで腕前を披露しておりました。

リポート2008/09/13・14 佐藤、清野、大和田



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