平成21年度
 小園自治会行事
 できる人が! できる時に! できることを! 

続けよう伝統ある行事

ー小園子之社例大祭・子ども神輿―
平成21年9月12日・13日


 9月入り朝晩涼しくなった9月12日(土)、13日(日)「子之社例大祭と子ども神輿」が行われ、12日の午後から13日にかけては子ども神輿が小園の各地を巡行致しました。13日(日)神輿が宮入りし、夕闇が迫った子之社では例大祭の余興が行われ、歌謡ショーと喉自慢の面々や日頃鍛えた踊りを舞台狭しと披露しておりました。

 近年の「地域の課題」のひとつにでもある「こども神輿の巡行に際して、担ぎ手である子どもたちの参加が少なく、思うように巡行ができない」などの意見が各区から聞こえてくる。反面、「地域の行事として受け継がれた「子ども神輿」、子どもたちの思い出づくりとして、続けていくべきである。」などの意見もあります。このような状況を踏まえ、8月16日に行われた実行委員会では「子ども達の思い出作りとして、伝統を守り続けよう」との意見で一致しました。巡行に当たっては本年も地域で子ども達の育成に尽力されている「早園パワーズ」や「早園FC」「柔道部」に協力要請することと巡行コースの見直しを図ることで従来どおり行うこととしました。

由来

 昭和43年から45年、小園5区6区が住宅開発され住民が増加したのを期に「地域交流、小園を知ってもらうためにどうしたらよいか!」等などが始まりとのことです。
 当時、子ども会会員が500名ほどいたそうです。そこで子ども神輿の発足となりました。昭和60年「樽神輿」から始まり現在に至っております。
 しかし、近年は子どもの減少に伴い、子ども会会員も18世帯28名で活躍しています。数年前から早園パワーズ、早園FC、柔道部の子ども達に依頼して担いでもらっております。

初日

 12日の午前中は予報を裏切る大雨に見舞われる中で子之社及び自治会関係者を中心に神輿の組み立てなどの準備が行われました。雨もやんだ昼過ぎから子ども神輿巡行の安全祈願を行った後、小園はやし保存会の皆さんの「お囃子」を先頭に、小さな子ども達が一生懸命引く姿がほほえましい山車が続き、次に「ワッショイ、ワッショイ」と大きな元気な掛け声で子ども神輿の練り歩きました。

 子之社から小園5区の休憩所までは早園パワーズの高学年の子ども達が担ぎ、休憩所でジュースやお菓子を美味しそうにほうばって早園小のグランドへ。次にバトンタッチしたのが低学年の子ども達です、時々肩が痛いなどの声が聞こえましたが元気に1区へと引き継がれました。1区の区間は例年ですと大人神輿でしたが、今年は子ども達10数名集まり子ども神輿の巡行になりました。

 最後の休憩をとってからは、恒例の女神輿の登場です。ハッピに捻りハチマキのお母さんは凛々しく、威勢よい掛け声とともに神輿は見事、宮入をはたしました。
 各休憩所ではそれぞれ特色のある食べ物が用意されており、「汗びっしょりの子ども達が『おいしいよー』と大きな口を開けて食べる姿は昔も今も同じだなー」などの声が聞こえてきた時には、どことなく安堵の気持ちになりました。

二日目

 子ども神輿巡行2日目は午前8時30分に子ども達や関係者が集合し、神輿巡行の安全を祈願し、2区から4区9区を巡行し、午後からは7区、8区を巡行し、3区から大人たちに引き継がれた神輿は子ども達の元気を受け継いで午後5時過ぎに宮入を果たしました。6時00分からは子之社境内で余興が行なわれ、歌謡ショーと喉自慢達で10時近くまで盛り上がっておりました。

 柔道部の応援を得た神輿は午前9時にスタートし2区へと進められ、「ワッショイ・ワッショイ」掛け声に笑顔の声援がおくられておりました。4区9区にバトンタッチされた神輿は県道を横断し、4区の住宅地へと、その後、県道を巡行する神輿にはバスの乗客からも歓声があり、元気をもらいました。

 午後からは早園FCのメンバーとそのお母さん方の応援を受け、ワッショイ、ワッショイの掛け声も一段とパワーアップしました。早園小学校の北側にある、老人ホーム「レスト・ヴィラ綾瀬」では今年も、子ども神輿を心待ちしてくれておりました。ワッショイ、ワッショイと、もまれる神輿に顔いっぱいによろこびを現してくれました。夕暮れが近づいた3区の休憩所からは大人たちに引きすがれ子之社階段下へ。階段では足元を確認しながらそろりそろりと境内へ。先に到着したお囃子に合わせて、境内3周ほど練り、見事宮入を果たしました。

余興

リポート2009/09/12,13 清野、新田、大川、大和田



HOME