平成28年度
 小園自治会行事
みんなで「安心・安全な小園」を築きましょう
 
小園自治会

考えよう<Cザというときを!
綾瀬市総合防災訓練
平成28年9月4日

 9月4日、綾瀬市総合防災訓練が早園小学校体育館で小園自治会役員、地区社協理事、民生委員児童委員、早園小学校校長・教頭先生など避難所運営委員会のメンバー35名が参加して行われました。
訓練は、まず、災害発生時の安否確認用の特設公衆電話の設置、災害用伝言ダイヤル171を体験した。次にゲーム形式で防災や避難所運営などのときに、予測される課題解決に役立つ模擬体験クロスロード≠フ訓練を行いました。

 参加者は、カードに書かれた事例を自らの問題として考え、YESかNOかで自分の考えを示すとともに、参加者同士が意見交換しながら行うゲームです。
最初の課題は「避難者3000人に対して2000人分しかない食料を配るか」の問い。YESの方の発言は「時間が経つと傷んで食べられなくなってしまうから、早めに配るべきだ」と。NOの方は「数が足らないので、住民同士の争いになる恐れがあるから配らない」など、相反する意見がありました。
「大型犬を避難所に連れて行くか」の問いには、「家族同様に生活しているから連れて行く。しかし、犬の嫌いな方もいると思うので犬用の避難場所で一緒に生活する」と。NOの方は「アレルギーを持っている人もいるので一緒に生活するのは難しい」などの意見がありました。

このゲームを考案した文部科学省によると「災害対応を自らの問題として考え、また、様々な意見や価値観を参加者同士共有することが重要です。災害対応においては、必ずしも正解があるとは限らず、また、過去の事例が常に正解でないこともある。ゲームを通じ、それぞれの災害対応の場面で、誰もが誠実に考え対応すること、また、そのためには災害が起こる前から、考えておくことが重要であることに気づくことが重要である」とコメントしております。
参加者からは「YES、NOの答えだけでなく、状況をもっと深く掘り下げることが大切ではないか」とか、「普段は、あまり考えないようなことをあらためて考える機会となりました」などの声が聞こえてきました。

クロスロードの前に行われた、災害用伝言ダイヤルの訓練では電話機の接続に手間がかかったり、伝言ダイヤルでは登録がうまくできないなどのひとコマもありました。繰り返し訓練することの大切さを実感されられた防災の日でもありました。

小園自治会では2回に分けて、地区合同防災訓練を実施いたします。多くの方が体験して、イザと言うときに戸惑わないように致しましょう。



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