平成29年度
 小園自治会行事
みんなで「安心・安全な小園」を築きましょう
 
小園自治会

あやせのおもしろ七不思議!
第5回あやせいいとこ再発見講座(小園憩の家)
平成29年11月14日(火)

 平成29年11月14日、午前10時から、第5回「あやせいいとこ再発見講座」が開催されました。講師は、5区在住の橋 元様で、今回の副題は「あやせのおもしろ七不思議」となっています。会場には35名もの講座参加者が集まり、約1時間30分にわたり講師の話に聞き入りました。

  

 はじめに、綾瀬市には湧水が多くみられ、わさび田を伴ったきれいな水がこんこんと湧き出ている。遺跡はこれらの湧水を中心に発展した集落が多い。また、湧き出した水は川となって、綾瀬の景観を作っているのである。市内には153の遺跡があり、旧石器時代の遺跡だけでも45か所もあることや、吉岡遺跡は約4万年前に形作られ、氷河時代の立川ローム層に位置するということです。

 早川城跡は神奈川県の史跡に指定されており、文献資料はないが重要な史跡であること。築城は平安時代末期の西暦1,161年で、現在まで空堀遺構が残っているのは大変珍しいことされています。宝永の富士山大噴火では、おびただしい火山灰が綾瀬にも降り注ぎ、当時多く栽培されていた麦が大きな被害を受けたようです。富士山の噴火は関東ローム層の生成に大きくかかわっていて、太古から何度も噴火を繰り返していますが、宝永の噴火から310年がたっていて、次に噴火する時はどのような被害をもたらすか心配は尽きません。

 次は梵天塚の話になります。ものつくりの神とされる梵天様を祀った塚が小園の上原地区にあったことから小園には大企業が多く存在します。その中に世界的に有名な製品を作る企業や、高度な技術を持つ企業があり、また、自動車に関連する部品を作る会社が多いのも特徴の一つだそうです。

 高座豚は、現在は幻になってしまったということですが、ブランドとしては全国に知られています。輸入当時は苦労もたくさんあったようですが、肉質の良い高座豚の特徴を受け継いだ豚を市内で沢山飼育しており、今後もブランドを守っていけるということです。
最後は新幹線の綾瀬駅があったという話になりました。1,962年の東海道新幹線の実験線起工式以降、高速実験が、鴨宮、綾瀬間で日夜、繰り返し行われました。それが延伸されて現在の東海道新幹線となっているわけです。その一方の駅が綾瀬駅なのです。それは落合北4丁目にあり、その遺構がわずかながら残っているようで、それを今後きちんとした物にしたいものだと言うことで、講座は終わりました。

 講師の橋様が熱弁をふるって、また、おもしろく話をしていただいたので、時間が経つのも忘れるほどでした。

自治会員相互の親睦と交流を深め、明るく安全で安心な小園をつくりましょう。



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