令和4年度
 小園自治会
みんなで「安心・安全な小園」を築きましょう
  
小園自治会

速やかな避難所の開設をめざして
綾瀬市総合防災訓練
令和4年9月4日(日)

 
 9月4日(日)8時30分、「綾瀬市に震度7の大地震が発生した」との想定のもと、防災無線による放送で、全市民を対象としたシェイクアウト訓練(一斉に身を守る訓練)が開始されました。
 その後、自治会役員や防犯防災部員、防災審議会メンバー、各区からの代表者のほか、市役所職員、早園小学校の校長先生や教頭先生など、約50名が早園小の体育館に参集し、9時から避難所開設訓練が行われました。
訓練の内容は、以下のとおりです。
(1) ファーストミッションボックス指示カードに従った、避難所開設準備訓練
(2) 簡易型テントおよび折り畳み式ベッド設営訓練
(3) マンホールトイレ設営訓練

(1) ファーストミッションボックス指示カードに従った、避難所開設準備訓練
 ファーストミッションボックスは、避難所となる場所(早園小体育館)にいち早く到着した人が誰でも、避難所開設の準備を進められるよう、実施内容を簡単に記載した指示カードや筆記用具、避難所運営マニュアルなどを収納した箱です。今回の訓練では、川田防犯防災部長が最初に到着した人となり、ファーストミッションボックスを開け、その指示カードに従って人数を集め、集まった人が5つのグループに分かれて、体育館の被災状況の確認、体育館の安全が確保できるまでの待機場所の設定、防災倉庫から必要な資材(ブルーシートや毛布など)の搬出などを行いました。

ファーストミッションボックスの指示カード 指示をする川田防犯防災部長
被災状況の確認をするグループ 早園小・防災倉庫の中の様子

(2)簡易型テントおよび折り畳み式ベッド設営訓練
今回の簡易型テントは、避難所の中でプライバシーを守るためのものです。市役所職員の説明の後、4人1組で、組立ておよび撤収訓練を実施しました。支柱となるプラスチック棒の接続に少し手間取ったグループもありましたが、無事に組立て、撤収ができました。簡易ベッドは、ただ拡げるだけで簡単にベッドになりました。
簡易テントの組立ての様子 完成した簡易テントの内部

(3) マンホールトイレ設営訓練
 早園小体育館の東側に、3年前にマンホールトイレ(男性用、女性用各5基)用の下水管が、設置されました。今回は、一般用および車いす用のトイレ建屋各1棟の組立て訓練と便座の組立て訓練を行いました。建屋の壁やドアの接続には、ボルトやナットを使いますが、接続部分が色や番号で明示されていて、簡単に組み立てることができました。便座の下部はビニル製の筒になっていて、常設されている下水管のふたを開けて接続する仕組みです。
マンホールトイレの建屋の組立て マンホールトイレの便座

 大地震や大雨・台風による災害は、いつ発生するか予想がつかず、避難所もいつ開設されるのかわかりません。しかし、日頃から準備しておくことで被害を減らすことができます。また、避難所の速やかな開設は、被災した人の安全・安心につながります。今回実施した訓練は、いずれも難しい内容ではありませんでしたが、経験があるのとないのとでは、設営のスピードに差が出てしまいます。本来は、大勢の人に経験していただきたいところですが、なかなか機会がありません。
今回の訓練の内容をお知らせすることで、避難所に備えている設備について少しでも記憶の隅にとどめていただき、防災・減災意識の向上につながることを期待しています。

訓練開始にあたり挨拶する浅利自治会長 市役所職員による訓練内容の説明
ファーストミッションボックス  ファーストミッションボックス 
完成したマンホールトイレの建屋 常設されている下水管の蓋
 
 親睦と交流を深め、明るく安全で安心な地域をつくりましょう!


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