地域の話題
小園地域の話題やこぼれ話を
お知らせするコーナーです。

麺はベチョでも親父の株はあがった!
早園小学校PTA「親父の会」主催“流しソーメン大会”


 梅雨のど真ん中に、早園小学校PTA「親父の会」主催で、流しソーメン大会が開催されました。関係者全員、週間天気予報と降水確率から頭が離れないようでしたが、ポツポツ程度の雨が降った程度で済み、気温も湿度も低くソーメン日和?になりました。
 事前に募集した参加者数は、130名を超えており、当日参加希望者を含めると150名もの子供たちの参加がありました。在校生とその兄弟など未就学児童が、9時30分の受付開始からどんどん集まって来ました。低学年の子供に付き添ってきた保護者の方々も大勢いて、祭りのような雰囲気になっていました。
 ソーメンを食べる前には、めん汁を入れる器とはしを親父の会のお父さんの指導で、ひとりひとり竹を使って作りました。竹は、流しソーメンにも使用していますが、やはり夏の風情には欠かせないアイテムです。たくさんの竹を前日に学校の裏から切って用意したようです。竹の香りが涼を感じさせてくれました。子供たちは手伝ってもらいながらも器とはしを楽しそうに工作していました。器もはしも大きさがバラバラで、竹の味わいが出て目でも味わえる趣向だったと思いました。


 さあ、流しソーメンの開始です。5m程の半分に切った竹を3本繋げてかなり長い竹が4本 校庭の真ん中から受け皿になる水飲み場に向かって伸びていました。そこへ学年別に分けられた子供たちが、期待に満ちた目で器を持って並んでいます。ソーメンが流れ始めました。竹の節もきれいに削られていてスムーズにソーメンが流れていきました。子供たちは、ぎゃーぎゃー言いながら我先にと慣れない手作りはしを使ってソーメンを追いかけていきます。ソーメンの合間に、なぜか?トマトやウズラの卵、こんにゃく、缶詰のみかんが彩りを添えるように悠々と流れていきます。思わずトマトをはしで刺して取った子、はしでみかんをせき止めたのにつかめない子、はしが流れてしまった子など食べることより“つかむ行為”に夢中でした。要領の良い子もいれば不器用な子もいます。普段の生活を垣間見てしまった気がします。子供たちの後方では、保護者の方々が、心配半分・面白半分に写真を撮っていました。子供たちがお腹一杯になったところで、大人にも食べる機会がやってきました。何度も繰り返し流されたソーメンがやや水を含んでべチョっとしていましたが、こんな経験初めてという人も多く、親子で楽しんでいました。父たちのイベントは大成功でした。
 何日も前から準備して頑張ってきたお父さん!ご苦労さまでした。子供たちをがっかりさせないように試しソーメンもやりました。竹の工作時に子供にけがをさせないように十分作業に気を配りました。今回、子供にくっついて参加していたお父さん達は、明日のメンバーかもしれません。親子のつながりを求める時、学校や地域の行事への参加はいいキッカケになります。大人ひとりでは、恥ずかしくて嫌でも、子供とペアーならOKという人もたくさんいるのがわかりました。忙しい時代ですが、ひとときの夏の思い出が出来ました。来年もお願いしたいですね。とりあえずお疲れさまでした。
リポート 川居

まちの課題である「地域防災」と「ごみ」「防犯」についてのご意見をお待ちしております。


HOME