地域の話題
小園地域の話題やこぼれ話を
お知らせするコーナーです。

七色に輝いたロケット風船!
早園ふれあい祭り
平成18年11月18日


 オープニングからエンディングまでテンコ盛りされた企画の多さとそれに伴った中身の良さが月並みな言い方でしか表せませんが、“楽しかった”のひと言に尽きるお祭りでした。
 早園小学校PTA主催の〔ふれあい祭り〕が11月18日に今年も大勢の人を集めて昨年よりスケールアップして開催されました。2006年のテーマは
ひとつになろうよで、オープンセレモニーの拍手の中、屋上から黄色地に青色字の鮮やかな垂れ幕が勢い良く降ろされました。ちょっとした事ですが最初から幕があるのとバ−ンとカッコつけて見せたのではアピール度が違うと感じました。(粋な趣向でしたね!)。また、毎年思いますがこのイベントはいつも天候に恵まれています。雨が降ることを考えて企画されたものが少なくて、晴れなきゃ活かされない演目が目白押しなのに関係者の心臓の強さ〔冒険心〕には感心します。でも、そんな皆の強い気持ちがひとつになって、運を呼び込んでいるのだと考えると“前向きな気持ちは大切なんだな”と思いました。

 ふれあい祭りの特色は、野外ステージ発表と模擬店などの催し物の2つの看板イベントを同時に進行することです。広い校庭を効果的にレイアウトしているので保護者は子ども達の発表を思いっきり楽しめるし、地域の方も買い物をゆっくりと楽しむことができます。昨年の企画をベースにして参加者・来訪者がより愉しめて一息入れられるゆとりを持たせる工夫をしていました。ここ数年のマナーである“自分のゴミの持ち帰り”も年々徹底されていて、ポイ捨てゴミ問題のマナー向上にも一役かっていました。
 ステージの発表は12団体あり、各学年・先生方・地域の方々が舞台狭しと練習の成果を披露しました。子ども達の発表には子どもの数を大幅に上回る保護者の方々がカメラやビデオを片手に我が子の成長に瞳をうるうるさせながら見入っていました。戸外での演奏・合唱になるため出し物に先生方の努力と工夫が見られさらに子ども達の真剣さが伝わってどの発表にも感動の拍手が送られていました。主役の子ども達を脇役で支えた先生方はステージ発表の最後を“ちびまる子ちゃん”のダンスでカッコよくきめて締めくくりました。(先生方のパフォーマンスは毎年楽しみのひとつです。)
 地域団体では、小園囃子保存会の寄席太鼓が祭りのテンションを上げ城山中学校の素晴らしい演奏が来訪者の気持ちをひきつけ、青少年健全育成協議会の元気な“餅つき”がみんなの心をひとつにしていきました。ステージ進行が予定通りにスムーズに流れていました。プログラムの構成を含めたステージや音響効果など裏方の仕事は目には見えませんが大変だったと思います。(ご苦労様でした。)

 模擬店では、14店もが軒を並べました。ステージ発表がどの場所からも観れるように校舎側と道路側に配置されているので買い物をしながらもステージの状況を把握できました。模擬店はPTA各委員会を中心に開かれており、お母さんたちの“いらっしゃい”の元気な声に誘われて10時スタートからお食事タイムに入っている方もたくさんいました。また、模擬店に委員会のリーダーの似顔絵が飾られていたのにはビックリしました(遊び心を忘れない発想がユニークでした)。そして、今やふれあい祭りの名物となった“早園おやじの会”の焼きそばは、経験が味に深みを加えてか今までで最高の出来!だったようです。
お父さんの焼きそばは見た目の豪快さとこだわりのひと味で食欲を刺激してくれました。
他にも大砲のような地面を揺るがすようなポン菓子の爆発音は子どもの関心をあおり昔ながらの素朴な味が新鮮だったのか、ものすごく売れていました。
 ステージと模擬店・フリーマーケットの他にも面白い企画がありました。[キラキラふれあい体力テスト]という体力測定のコーナーでした。そこでは、早園小の先生がインストラクターとなって6種類の体力テストを行っていました。日頃自分の体力に自信のある人・不安な人など会場内にある得点表で体力のレベルを確認できたので子どもも大人も真面目に取り組んでいました。特に親子でシャトルランには体力自慢の大人がたくさん加わって校庭全部が会場になったようですごかったです。参加者の数には驚きました。(ふれあい祭りの隠れたベストセラーになるかも。)

 さあ、今回のふれあい祭りのクライマックスがやってきました。直前に配られた“ロケット風船”が閉会の挨拶での「ふれあい祭り終了」の合図とともに会場にいるすべての人達から空に向かって放たれたのです。ロケットですから形は細長くてきれいです。色もとりどりで7色の虹のように輝いて見えました。何百ものロケットが“ぴゅー”と音を立てて飛び立つさまは圧巻でした。いつまでも残像が瞳に焼き付いています。学校のイベントでロケット風船を初めて見ました。自分で風船に空気が入れられない子ども達のためには空気入れが用意されていました。膨らます途中で割れてしまう風船にビックリする子どもやフライング気味に飛び出した目立ちたがり風船など筋書きのないドラマがあちらこちらにありました。本当に訪れた人を飽きさせない構成(まるで前菜からデザートまでを1つの世界で味わうことができる幕の内弁当のよう)だと思わず笑みがこぼれました。たくさんの感動をありがとう。

 この日のイベントに参加した子ども達は、どんな記憶としてふれあい祭りを残していくのでしょうか。演奏したり歌ったりした体験を愉しかった・大変だったと思い出す日も来ると思いますが、最後に飛ばしたロケット風船の色と音が鮮明な印象を残したのではと思います。空気を入れた風船を放さないように口をしっかり握った手がだんだん疲れてきて早くしてと思った高学年・空気入れの順番を待ってあせった1年生・・・手を離した先を感動と笑顔のためか口を開けて見入っていた姿は印象的でした。
愉快な気持ちはあっという間に人から人へと移ります。笑顔が微笑みを誘います。大根やキャベツを抱えて地域のおばさんが嬉しそうに帰っていく姿を見てそう感じました。子どもと大人が同じ体験をすることが少ない昨今なので地域の活気あるイベントとして続いてくれることを願います。 ふれあい祭りに関わったたくさんの関係者の方々大変お疲れさまでした。小園を自慢したくなったふれあい祭りでした。

リポート 川居

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