地域の話題
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備えあれば憂いなし≠実感!
新春出初式
平成19年1月14日


 朝から新春の日差しが差し込む1月14日(日)綾瀬市では平成19年綾瀬市消防“出初式”が、綾瀬市文化会館第1駐車場で開催されました。
 風もなく晴天に恵まれ、雪化粧した富士山が春日台の向こうに薄っすらと眺めることのできる会場では消防署員や各地区分団員、婦人防火クラブの方々の入場に始まり、開会のことば、国旗掲揚、市長の式辞、各種表彰と続き、第一部が終了した。第二部は幼年消防クラブに続いて綾北中学校マーチングバンド部によるドリル演奏、自衛消防態の演技、消防署の演技が行われ、最後に一斉放水が行われました。寒い中、団員の方々の規律正しい姿勢やキビキビとした動きが心地よい流れを作っておりました。

 

 市長式辞では「昨年における綾瀬市内での火災件数は36件で前年度より8件減少した。救急車の出動回数は2,948件で前年度より64件減少した。しかし、10日に1件の火災が。また、救急車は1日8件出動しております。幸いにも昨年は台風の襲来も少なく、大きな地震などの自然災害もなかった。これにより、おだやかな新年を迎えることができました。消防署員は何時来るか予測のつかない自然災害に対して、命を守るため新しい技術の導入や取り組み手法の改善を図っております。しかし、限界があるのも現実です。たどり着く所は地域や家庭を守る皆さん、一人ひとりの力が最も重要なのです。消防署員も日ごろから訓練に励んでおります。その成果のひとつとして全国綱引き大会で3位になるなどの成果を収めました。平成18年6月1日から住宅用火災報知機の設置が義務付けられ、平成23年5月末までには設置しなければなりません。是日、趣旨をご理解を頂き、早期の設置をお願いいたします。災害を未然に防ぐためには、やはり、一人ひとりの取り組みがもっとも重要なことなのです。」と挨拶されました。
 表彰の部(早園分団関連)では、綾瀬市長表彰の功績表彰「個人の部」で、早園分団の青柳一成さん(部長)、北村均さん(部長)が表彰されました。また、綾瀬市消防団長表彰、勤続表彰(10年)では、早園分団の菅和幸さん(部長)、青柳一成さん(部長)、池田利一さん(団員)が。神奈川県消防協会高座支部長表彰、功績表彰は峰山健吾さん(分団長)が表彰されました。

 表彰後は、来場者のみんなが楽しみにしている、演技が行われました。。初めに、幼年消防クラブとして春日幼稚園幼年消防クラブの園児による、めろでぃおん鼓隊行進の披露がありました。小さな身体に大きな太鼓やシンバル、ピアニカを抱え行進して、素晴しい演奏を聞かせてくれました。力強い音が空に響いて会場を感動で包み込んでいました。続いて、婦人防火クラブの方々による消防音頭が会場いっぱいに披露されました。次は、「第34回マーチングバンド・バトントワリング全国大会」の中学生・大編成の部で準優勝した綾北中学校マーチングバンド部によるドリル演奏が披露され、会場狭しとスピードのある大胆な演奏に、会場から大きな拍手が起こりました。
 綾瀬市消防署による演技では化学工場で有毒薬品が漏れ、従業員が薬品被害に遭遇したとの想定のもと、救出作戦が展開されました。化学薬品事故への対策のすばらしさと機敏な連携フレーにより、無事救出することができました。如何なる災害や事故に対しても備えていることを感じさせられました。最後に出初式恒例の一斉放水が行われ、12時過ぎに終了いたしました。
 
 
綾瀬市は毎月13日を「市民防火の日」と定めています。
 また、被害の無い「安全で安心して暮らせるまちづくり」を目指して次のことを宣言しております。
  ・地域に防火思想の普及を図りましょう。
  ・子供や老人を火災が守りましょう
  ・家庭や職場から火災を撲滅しましょう。

  
化学薬品の被災現場に向かう消防士          綾瀬市長表彰を受ける早園分団員

 
華やかさの中にも厳しさを感じます。

リポート  大和田


まちの課題である「地域防災」と「ごみ」「防犯」についてのご意見をお待ちしております。


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