地域の話題
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多様化する災害に備えよう
新春出初式
平成26年1月12日


1月12日(日)、冬晴れの暖かな日差しの中、平成26年綾瀬市消防出初式が綾瀬市文化会館第1駐車場で開催されました。

 午前9時30花火の合図と共に開会のことば、市長の式辞、各種表彰、来賓挨拶と続き、第一部が終了した。
第二部は古式消防演技、婦人防火クラブの消防音頭、昨年度最優秀賞に輝いた早園分団による操法演技、自衛消防隊の演技、消防署及び海上自衛隊厚木航空隊救難班、米軍厚木航空消防隊の合同演技が行われ、最後に一斉放水が行われました。消防署員の規律正しい姿勢やキビキビとした行動により新年がスタート致しました。

 開催に当たって笠間市長は次の内容の式辞がありました。
綾瀬市では多様化・複雑化する各種災害等から市民の安全・安心を守るため地域に密着した活動を続けております。昨年4月6日には突然の豪雨により床上浸水による被害が発生いたしました。これを教訓として9月の台風来襲時には排水対策や避難所開設などを早めに対応する対策を取ることといたしました。
2013年の火災件数は前年10件に対して28件と増加いたしました。救急車の出動も3614件と前年を294件上回り、半数以上が高齢者でした。今後は高齢者対応の在り方を検討して参ります。
 今後も快適な都市生活を確保するため新しい技術の導入や取り組み手法の改善を図っております。しかし、災害を未然に防ぐためには、一人ひとりの取り組みがもっとも重要です。地域と密着して災害のない綾瀬を築きましょう。

 表彰の部では、綾瀬市長表彰、功績表彰(個人)では早園分団部長の栗原新太郎さん、佐藤雅彦さんが受賞されました。神奈川県消防協会高座支部長表彰では、功績表彰で早園分団副分団長の前田勲さんが受賞されました。

 第二部の《演技》の部では消防署員の方による古式消防演技や、婦人防火クラブによる消防音頭、昨年の操法大会で優勝した早園分団のポンプ車操法などが行われました。
また合同演技では、綾瀬市消防本部の消防車だけでなく海上自衛隊厚木航空基地や米海軍厚木航空施設からも消防車が応援に駆けつけており、普段見ることのない形の消防車には、見学に来ていた人たちも釘付けでした。
今回演目を披露してもらった団体をはじめ、とてもたくさんの人が日ごろから市民の防災に携わっていただいていることを感じました。
最後は、毎年恒例の消防団一斉放水で幕を閉じました。勢いよく放水されたホースの水が、冬晴れの青空に輝いていました。

 古式消防演技では荷車に搭載した手漕ぎポンプによる放水するなど昭和初期の消防活動を再現しておりました。当時、消防分団に所属していた金子さんは「昭和30年頃まで使っておりました。当時は水の確保が大変で井戸水を使用していたが5分ほどで枯れてしまい。放水能力も今とは雲梯の差があり、思うような消火活動ができなかった」と当時を思い起こしておりました。

 綾瀬市は毎月13日を「市民防火の日」と定め、火災予防の普及、啓発を行っております。
  「災害のない安全で安心して暮らせるまちづくり」を目指しましょう。
2014/01/12リポート 伊藤、大和田


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